予算にまつわるアレコレ

2021年2月16日 カテゴリー:お知らせ
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本日は議員全員協議会、通称ゼンキョーがあり、一番乗りでした。

今回は2/22から始まる3月議会定例会に提出される議案の説明でした。


3月議会は別名『予算議会』とも呼ばれ、次年度の予算を審議する場でもあります。

行政が「何かをしようとする」には、基本的にはお金がかかります。
この「何かをしようとする」お金は、「入ってくる見込みのお金」とともに、
「何か」にかかるお金の見積もりを積み上げて、年度単位で「予算」という形にします。

そして、基本的にはこの「予算」を基に、一年間かけて「何か」を執行していきます。

「予算がないからできません」
というセリフは、事前に積み上げてつくった予算の中に、
その「何か」を見積もっていなかったという意味になります
(純粋にお金がないということもありますが…苦笑)。

スケジュールとしては以下のイメージです。

① 予算編成方針の通知(秋のはじめ)
② 予算要求書の作成・提出(秋ごろ)
③ 財政担当課によるヒアリング(12月ごろ)
④ 財政課長査定(12月ごろ)
⑤ 首長査定(年末から年始)
⑥ 予算案公表(2月半ば) ←Now!

⑦ 議会上程・議案審議・議決(2月おわり以降)


※(〇月ごろ)等は、だいたいであり、湖南市がこのスケジュールということではありません。

つまり、行政がやる「何か」は、前年度の秋ごろには検討されている・・・
逆に言うと、そのころに検討されていないとやってもらえない、ということになります。

そして、予算の編成権は市長にあり、予算の決定権は議会にあります。

平たく言うと、来年度やる「何か」を決めて、予算を積み上げることは市長だけができて、
議会だけがその予算を承認することができます。

予算をどの「何か」につけるかということは市役所の来年度の業務内容そのもののようなものです。


なので、予算編成権を持っている市長の権限は非常に強大であると言えます。


しかしながら、議会が承認することで、やっと実行に移せますので、議会としても承認するということは責任重大であります。


また、承認した暁には、行政と共に市民に対してしっかりと説明責任などを負わねばなりません。


まずは本日いただいた、この分厚い予算関連書類と向き合いたいと思います・・・
が、まだあくまで予算案であっても冊子でいただけるのですね…!
※なお、話を簡略化するため、補正予算や専決処分についてはあえて触れていません。