今回から2つ目の大項目「市民と行政の情報のやりとりについて」の再質問です。
チャットボットについては、わたしが議員になる以前に議会においても先輩議員によって少し取り上げられたこともありましたが、その回答精度については(調べた限りでは)言及されてきませんでした。
個人的には電話が苦手なので、とりあえずはインターネットで調べるのですが、そんな人にとってインターネットで事足りることは非常にありがたい。
もちろん、執務時間外でも調べられる点もありがたい。
たとえば、チャットボットの改善は、それによって人口が増えるような話ではないですが、住民満足度は向上すると思います。
ただ、それよりなにより、チャットボットはあくまで一例に過ぎず、今後も行政の広報公聴への「姿勢」を問い続けたいと思っています。
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(1番 中土翔太議員)
チャットボット回答率、約90%との答弁をいただきました。
この回答率は「ごめんなさい。わかりませんでした」となる質問が約10%であって、実際の入力ですけれども、たとえば、「善水寺」と入力して「図書館について」というかなり質問の意図と異なる回答をした場合であっても、回答できた、の約90%の方に含まれているということかと思うのですけれども、質問の意図と異なる回答であった場合にその回答が妥当であったかどうかフィードバックする機能を組み込まない限り、永遠に質問の意図と異なる回答をし続けてしまいます。
そういった利用者側から市へのフィードバック機能は各回答に付加できないのでしょうか。
(総合政策部長)
再質問にお答えをいたします。
現在の機能におきましては、妥当な回答でなかった場合にその回答が妥当であったかどうかということをフィードバックできる機能は備えておりません。
回答が妥当でなかったとしても、最終回答まで到達した場合にチャットボット自体が役に立ったか役に立たなかったのかという機能は付加しておりますが、妥当でなかった回答を分析する上で、議員からのご質問にありますように、善水寺と入力をして図書館についてという風な的確でない回答となった場合には、この回答は質問者の意図した回答でしたか、はい、いいえ、と訊くようなフィードバック機能が追加できるのかも含めまして、今後は機能の改善につきまして、検討を行ってまいりたいというふうに考えております。
(1番 中土翔太議員)
はい、さらにチャットボットなんですけれども、たとえば、昨日より利用開始された「湖南市地域応援券」。
こちらをチャットボットに入力、「地域応援券」と入力すると、「ふるさと納税について」「公共下水道が使用できる地域かどうかしりたいのですが」「minamiへのメッセージ」という3つの意図と異なる回答が得られます。
既存の情報について回答を整備していくのは当然手間がかかる業務ですが、せめて、こうした直近の事業かつ市民生活に直結する事業については、その都度チャットボットの回答を整備しないと回答ができない質問が増える一方になってしまいます。
市ホームページに情報を掲載する際に、同時にチャットボットの回答を整備するといったルールが必要と考えますが、いかがでしょうか。
(総合政策部長)
再質問にお答えいたします。
市のホームページに掲載させて頂いております情報を、チャットボットの回答シナリオとして作成することには、効果的であるというふうに考えておりますが、どういった情報を掲載するのかといった一定のルールは必要であるというふうに考えております。
このことから、まずはホームページの掲載情報とチャットボットの回答シナリオにつきまして、一定のルールを定めてチャットボットの精度の向上に取り組んでまいりたいというふうに考えております。