今回からは、執行部からの答弁を受けて、再質問に入ります。
9月議会が閉会する17日までに一連の文字起こし投稿を済ませてしまいたい!と思ったら、1回分の投稿が長くなってしまいました。
今回は、9月議会のわたしの一般質問において唯一、生田市長からも答弁いただいた箇所です。
やはり「福祉」に携わってこられたので、「福祉」がテーマとなると率先して挙手され、市長の想いや考えを熱を込めて述べられます。
答弁書に拠らない市長の答弁の「熱量」まで文字に起こせないので、是非、録画配信もご覧になってください。
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(1番 中土翔太議員)
はい、ひととおり答弁いただきました。
再質問なんですけど、まず4点目の「土砂災害警戒区域」の周知なんですけども、平成30年に説明をされて、それ以降の話は今年度ですね、令和3年度に防災マップを配布されたという話だったかと思うんですけれども、 あの防災マップ、まあ私は開きましたけれども、全市民が自分ごとだと捉えて、あの防災マップを見て、「うち、土砂災害警戒区域に該当してるわ」という、その平成30年に説明された際には居住されてなかった方とか、そういう方までみんながみんな防災マップを開くかと言われると、ちょっとそこは疑問、まあこれは市民の側の問題でもあるんですけれども。
福岡県宗像市では災害注意喚起文書送付事業として、令和元年、出水期前である6月下旬に土砂災害警戒区域に住まう全住民に対し、土砂災害警戒区域内に住んでいることがわかる注意喚起の文書を直接郵送し、自分が警戒区域内の住民であることを初めて知ったという声もあり、一定の効果を得られた、と言われています。
また、同じ方法で、洪水浸水想定区域内の全世帯に対しても同様の取り組みを実施したとのことです。
たとえば、湖南市の土砂災害警戒区域については、さきほどの1500世帯ほど、こちらが対象ですので、20~30万円程度で実施できるうえに、必ず自分の世帯に郵便が届きますので、行政から来たらまあ開けると思うんですけれども、防災マップが投函されているよりかは、非常に効果が、かかる費用に対して効果のある事業であると思うんですけれども、もちろん防災マップの配布も大事なんですけれども、それに併せて、そういった周知に向けた積極的な事業を実施することはできないでしょうか。
(都市建設部長)
再質問にお答えいたします。
この湖南市防災マップにつきましては、先程議員おっしゃられたように、一度読まれた方もおられますし、また読んでおられない方もおられるかも分かりません。
今後、いろいろ具体的な事例を挙げていただきましたけれども、まあ担当課と致しましては、例えば梅雨時期とか台風前とかということで、まあその危険がある前にできましたらば、そのタウンメールなど、またホームページですね、そういうことで防災マップを見て頂いて、お知らせ、周知させていただきたいというふうに考えてるところでございます。
それと、土砂災害警戒区域内の例えば土地売買をされた方につきましては、不動産取引時の重要事項説明ということも明記されておりますので、その辺で新しい所有者が変われば周知して頂けるものと考えております。
以上でございます。
(1番 中土翔太議員)
防災マップを確認してほしいということを周知するということですね、 はい。
土地の売買をされた時には、重要事項説明ということで聞いているはずだ、ということなんですけども、土地の売買する時は舞い上がってるので、すごいたくさん書いてあると思いますので、ちょっとそこに頼るのはしんどいところがあるかなという個人的な所見ですけれども、あの一応、提案として投げておきますので、前向きに検討して頂きたいな、そこまで費用がかかる話、ハードを整備してとかそういう話ではないので、ちょっと検討していただきたいなと思います。
次に5点目の単身高齢者の支援要請なんですけれども、要支援者に対しては個別避難計画を策定しているということで答弁いただきましたが、 個人情報を開示したくないとかそういったわけで、この計画が策定されていない方もいると、そういうことかと思うのですけれども、仮にそういった方が身に危険を感じて支援を要請されたい時、こちらは、その方は行政に連絡をするのか、民生委員に連絡をするのか、はたまた消防に連絡をするのか、そういったどこに助けを求めるべきだというのは定まっているのでしょうか。
(健康福祉部長)
はい、再質問にお答えさせていただきます。
避難行動要支援者の登録につきましては、用件がいくつかございます。高齢者という要件以外にも、介護認定者であったり障害者であったりという風なことで登録の要件がございますが、そういった要件に該当されますと個人情報の提供につきまして同意されますか、ということで、こういった文章を個人様宛に発送させて頂いております。
もし、このお手紙をまだお持ちでしたら、そのお手紙を市役所の方に届けて頂けたら、区長さんや民生委員さんの方に、ルールに則って避難行動要支援者プランの作成に入っていただくことになると考えております。
以上です。
(生田市長)
ちょっとだけ時間くださいね。
この話を繰り返してて、どんだけ成果が出るんかということなんです。
この話をね、ずっと言うとるんです。
まずは一人で住んでる人は、ある意味において覚悟して欲しい、覚悟してほしい。
それから、情報を出さない人。出さない人も覚悟して欲しい。
それは自己責任や、そう思います。きついこと言うときます。
それが当たり前やと思ってます。
もうひとつ、そしたら情報は行政として持ってるか言ったら、持ってません。
全部持ってるかいうたら持ってませんよ。
どこが持ってるんだ、区長が持ってるか言うたら持ってません。
民生委員さん持ってるか言うたら持ってませんよ。
どこが、おじいちゃんおばあちゃん達が今日、今どこにおいて生活しておられるかという事知ってるのは、どこやと思いますか。
綺麗事じゃなしに。
覚悟して生きといて欲しいと言うのと同時に、その中において、どこがいっぱい情報持ってるかということを、ほんまに現実を見てください。
何曜日はどこにいて、どこがいるかどこにおいてサービスを受けてるか、どこに住んでるか、曜日によっても違うし、土曜日によっても違う、日曜日によっても違うというこの現実をね。
どう調べて行ったらいいか、っていうことなんです。
なんべんでもいいます、綺麗事じゃありません。
そのためには、やはり個人情報ということもあるし、いろんな問題もあるんです。
これをずーと私、言い続けとるんです。
介護の現場にいる人たち、情報持ってる部分もありますけども完璧でありません。
医療のところにいる人たちも情報持ってますけども完璧じゃありません。
助けに行ったから言うてね、空振りに終わる場合もあるわけでしょ。
まずは自分の命は、まず最低限自分の命を守って下さい。
その次は、家族の命を守ることを考えてください。
その後ですわ、ここを徹底していきませんか。
そんなん、大変なんですわ。
だから、こういう話でなんかの書類ができてます、なんかできてます、という話ではないんですわ。
このしんどさをずーっと現場にいて見てますので、一歩進めたい。
ようけ進められなくても、この具体的にこんだけ厳しさがあるって言うことを自覚して進めていきたい、というふうに思います。
それからもう一つは、体験がないのでね、滋賀県においては自然災害ちゅうの割と少ないとこなんです。
九州で受ける災害と四国で受ける災害と、やっぱり違う。
厳しさも、経験もしておられない。実際に経験しておられない。
私なんて伊勢湾台風知ってますけども、そういう経験っていうものがね、頭のどっかに残っとるんです。
その経験がない人は書類だけの話で、だから経験せえとは言いませんよ。
しかしながら、ハード対策、ソフト対策ということを考えていくならば、やはり もう少し、もう少し自分の生活、自分の命を守るということについてはド真剣に考えていただきたい。
あまりにも行政とか他の人頼りすぎや。
いうことだけは、私常々思ってますので、あえてごめんなさいね。
横取りしましたけども、その辺のことを一歩でも進めたいと思ってます。
私、やらしてもうてる間に、具体的に今申しました平日夜なのか、曜日もいつなのか、 土曜日なのか、日曜日なのか、それから災害も水なのか、地震なのかということも、きちんと分けてね、机上の訓練でも結構です、いっぺん始めるとこからいきたいと思っております。
(1番 中土翔太議員)
はい、 私は行政のフォローを手厚くせい、という話をしているのではなしに、冒頭であえて、なので狙いを先に言ったんですけども、各々が自分ごととして捉えて自分の身は自分で守らなあかんと、そういう趣旨の質問なんです。
なので、市長がおっしゃる通り、自己責任、 情報、個人情報を開示されずに一人で暮らされている方は自己責任いう話も分かるんです。
で、そういった方が、私が言いたいのは、そういった方は、じゃあどこに、そういった方でも助け求めたい時があった時に、じゃあそれはどこに連絡を取るべきか、ちゃんと決まってますか、もう一つ踏み込んで言ったら、そういうことは周知できていますか、そこやと思うんです。
本当に危機が迫ってる時に、民生委員さんに電話して、民生委員さんが いや民生委員、私も出て行くのが危ないからって言ってそちらでたらい回しになってたら、そんなこと悠長なこと言うてられないと思うんです。
なので、自己責任で災害時に動くために、どこにそういった方は情報を、自分の支援を、助けを、ヘルプを求めるのか、いざという時、そういったものが、先ほど計画が策定されている方は、市長は紙の上で決まっているとおっしゃいましたけれども、当然そうじゃない方、先ほど部長の答弁ではいつでもその計画に載せますよという、そっちの意味の答弁だったかと思うんですけども、そうではなしに、それでもやはり開示したくない方は当然いらっしゃると思うんですけども、そういった方も含めて皆さんはどこに、決まってない人、特にどこに支援を要請するか、定まっているのか、独りの方はそれを知っているのか、そちらについて答弁をいただきたいと思います。
(生田市長)
問題発言をしたついでにさせてくださいね。
ちょっと話がそれますけども、今回のコロナのワクチンのところでね、ワクチンのところで、この非常事態やと思とるんです、非常事態の中でね、まだまだワクチン打ってほしいという思いがありながらも、それやったらまた在宅におられる、ようけおられるわけです。
まだワクチン接種したいと思ってる方もおられるんですが、実際ね、各自治会において自治会長さん、あるいは区長さん連中、民生委員さんが、家においてワクチンを打ちたい打ちたいという人の把握を、どれだけしておられますか。どれだけ動いてくれはりましたか。
台風とか、地震とかいう以外で、このワクチンの接種のために、その地域のいろんな情報知ってる人達、ほんまに知ってはりましたか。
どんだけ動いてくれはりましたか。
ワクチンの接種場にどれだけ運んでくれはりましたか。
どんだけ地域のために動いてくれはりましたか、言いたいですよ。
皆さん方も含めて、ワクチンの接種場にほんまに手を必要とされる人、どんだけ運びましたか、言いたい。
綺麗事じゃなしに、どんだけ汗かきましたか、区長さん連中、民生委員の人たちどんだけ動かはりましたか。
私持ってますが、ワクチンの接種を希望されて各在宅に行った人が何人おられるか。あまりにも少ない。
脱線して誠に申し訳ないですが、一つの訓練じゃないですか、災害が起きるというときの。
この時に、こんだけの人しか動かなかった、こんなだけしか情報出さはらへんだ、何も把握しておられんと言いませんが、情報があまりにも少なかったということについて、げそっとしております。
綺麗事じゃないんです。ひとつの訓練の場であります、ワクチンの接種は。
きついこと言って誠に申し訳ありませんけども、そういう思いの中でね、ひとつ一つ進めていきたい、ひとつ一つ進めていきたい。
災害の一つとして、このワクチンの接種というところが、いい訓練であるというふうに思って位置付けてやっとりますが、そういう結果で今のところなっております。
ちょっと脱線しましたけど、だから難しいんです。
どこが把握してるか言うて、どこも把握してない全貌、全体を。
でもみんなが寄って、集まって、その地域で動ける人が、あるいは情報を持ってる人が動かなきゃならんのやと。
どこに助けを求めるか言うと、そんな助けを求める所っていうのは、そんな特に決まってません。
だからその例えば、医療の現場、介護の現場、あるいは他の現場にも、ようけおられますけども、その人たちが動ける範囲内において行かなきゃならんいうことしか、まだ今のところ私はよう言えません。強制もできませんし。
ただいろんな形で話し合いを始めなきゃならんということを、ずっと言い続けてますので、その方向で私としては動きたい、と思っております。
(1番 中土翔太議員)
今の市長の答弁は、このコロナ禍のワクチンの件で、共助が思っていた以上に機能していない、いう話だと僕は捉えたんですけれども。
そうです、思ったより機能しないんです。
なので、まあ自助もしっかりとしなきゃいけないんですけども、自助をしようにも、みたいな。
その、じゃあ一体どう動いたらいいのっていうところを、決まってないと市長もおっしゃいました。
ただ、そういった方が何かとっさに、非常時ですから、素早く動けるように支援を要請されるような場所は定めて、周知しておくようなことが必要じゃないかな、という問題提起をさせていただきます。
これは、この件はこれで次に移らせていただきます。