昨日は、しがローカルSDGs研究会 設立記念フォーラム「滋賀から始める持続可能な社会づくり」がzoomでオンライン開催されたので聴講しました。
わたしの経済観に大きな影響を与えてくれた『里山資本主義』を提唱されている藻谷浩介さんが記念講演をされるとのことで、ワクワクしていましたが、藻谷さんってこんなにフランクな感じで講演されるんだ!とかなり驚かされました。
琵琶湖とそれを取り囲む山林資源について、里山資本主義の話をされるのかと思いきや、一番時間を割かれたのは、コロナウイルス感染症を題材にしたデータに基づく議論について。
『ムードで議論しない、判断しない。数字で総合的に判断する』
『白か黒か、〇か×か、で判断しない』
ということを、大リーグの大谷やマスターズの松山とコロナウイルス感染症、そして東京オリンピックを絡めて分かりやすくお話しいただきました(この説明だと『???』ですが…笑)
藻谷さんがデータから導いた現在の日本の問題点は・・・
『「成長」しないことではなく、「循環・再生」しないこと』
ということで、ここで里山資本主義的な話に着地し、講演が終わりました。
藻谷さんの著書は、わたしが主宰している私設図書館石部まちる文庫にもいくつかありますので、気になる方は是非!
わたしも読み返してみたいと思います。
また、しがローカルSDGs研究会のメンバーから活動報告があり、我が家もペレットストーブでお世話になっている、ずっと わくわく 暮らしたい ベストハウスネクストの吉本さんが「賢い住宅の選び方を滋賀から広げる」と題して報告をされました。
と藻谷さんも仰られていたので、今日も明日も明後日も、楽しくワクワクする活動を「循環・再生」を意識して取り組んでいきたいと思います!
滋賀県民は下水として流した水を、上水として飲む稀有な存在。
環境問題への取り組みも程度問題。「全く対策しない」もダメ、「原始時代並み」もダメ。『交通事故ぐらい』に気を付ける(信号を守る・飲酒運転禁止・車検)。交通事故が怖いから外出するな、とはならない。
ヒト・モノ・カネ・情報を循環・再生させる。一人ひとりが、出来る範囲で取り組む。
子どもが45年で半減。子どもが減っていること、再生しないことが問題。
日本は貿易で稼いでも稼いでも、光熱費(石油・資源)に費やしているが、そこに目を向けずに中国・アメリカと比較した経済成長ばかりに着目している。
子どもを増やすには、女性の社会参加が進んだ方がよいというのはデータで出ている。女性が働いている県ほど出生率が高い。出生率が低い東京都は女性が働いている率も低い。