全国市町村国際文化研修所(JIAM)での「第1回市町村議会議員特別セミナー」が終わりました。
4人の講師による講演を受講しましたが、その中でも
奈良県生駒市長による「コロナ禍のピンチをチャンスに変える自治体になるためには?」について。
生駒市は「自治体3.0」を掲げ、市民と共に汗をかくまちづくりを進めています。
いわゆるお役所仕事を自治体1.0、市民をお客様と捉えて市民満足を追求する行政主導型を自治体2.0と定義し、行政と市民が協創によって、みんなの課題をみんなで解決して、まちを楽しむまちづくりを3.0としています。
その背景には、職員も減り税収も減っていく中、行政が市民ニーズに応え続けることは不可能であるということがあります。
著書でも述べられていますが、生駒市の定住意向調査において、まちづくり活動に参加したい意向が強い人ほど、まちへの満足度が高く、定住意向が強い、また、実際に参加している人についても、満足度が高く、定住意向が強い、という結果であったとのこと。
「まちづくりに爪痕を残した市民は、まちを去ろうとは思わない」との言葉に強く共感しました。
仕事と家庭だけで大変なのに、その上、まちづくりにも参加するなんて……との声は、わたしも一般質問において同様の答弁をいただきましたが、小紫市長は「まちづくり」や「地域・コミュニティ」を人生に取り込むことで、仕事にも家庭にもメリットが大きいことを強調されていました。
小紫市長には、一昨年、生駒市の職員研修に参加した際にご挨拶させていただいたのですが、今回はご挨拶できなかったため、また生駒市に行かねば!
小紫市長の著書、『市民と行政がタッグを組む!生駒発!「自治体3.0」のまちづくり』オススメです!
ちなみに、残りの3講義は以下のとおり。
生駒市の取り組み含め、気になる方はお声がけください。
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