12日から13日にかけて、神奈川県唯一の村である愛甲郡清川村へ。
目的は清川村議会議員選挙に立候補された、静岡大学片山寮の2年先輩にあたる「こばだい」さんこと、小林大介氏の応援です。
青年海外協力隊、会社員、小学校教諭、教育系NPO法人と、多彩な経歴を持つこばだいさんは、1、3、5、8歳の子どもを持つお父さんでもあります。
完全無所属・無党派、しがらみなし。
今回の選挙は完全なるクリーンな選挙を目指し、後援会ビラのポスティングなど事前活動と思われかねない行為はすべて排除。
しかし、それ以上に特筆すべきは、選挙活動のスタイル。
「4人も子育てしながら、他の人のような選挙活動は無理」
「選挙って浮世離れしてるよね」
わたしと同じく、政治や選挙に対する住民の無関心に危機感を持つ、こばだいさん。
日常生活の中に『無理をしない選挙活動』を取り入れる選挙期間が告示日である13日にスタートしました。
4人の子どもと迎える朝も、いつもどおり。
朝ごはんに着替えに洗濯…あっちで何かがこぼれたと思えば、こちらで泣き出す者あり、かと思えば、そちらでは昨日出し忘れた洗濯物を差し出す者あり……こばだいさんと奥さん、わたしがいても手が足りず。
「この朝のバタバタは子育てしてないと分からないよね」
そうですね、と返したものの、子育てしてても、一人娘しかいないわたしにとって、想像を絶する朝でした(笑)
8歳の長男が小学校へ向かったあと、立候補の届出へ。
その間に、奥さんとわたしで5歳の次男と3歳の長女を幼稚園へ、1歳の三男を一時保育のために保育園へ。
届出が済んだら、候補者本人自ら後援会長とふたりでポスター貼りへ。
ちなみに清川村の掲示板は15箇所です。
その間に、事務所である家では、選挙戦とは違う戦場の後片づけをして、近所の方やママ友たちと選挙ビラの証紙貼り。
選挙ビラの新聞折込と選挙ハガキの郵便局差出は、村内ではできないので、隣市である厚木市へお母さまが運びます。
ポスター貼りが終わった、こばだいさん。
長女の幼稚園は午前で終わるため、三女の一時預かりのお迎えとともにタスキを掛けて幼稚園と保育園に向かいます。
これぞ、日常の中の選挙。
昼食を食べたら、次は次男のお迎えの時間。
やはりタスキを掛けてお迎えに。
長男が小学校から帰ってくるまでの1時間余り、スピーカーを肩から下げてお散歩開始。
「選挙カーって、うるさいよね」
「昼寝の子ども、起こしちゃうし」
最低限の音量の連呼行為で、長男の下校時間まで集落をお散歩しました。
選挙って独特の法的なルールもさることながら、そのルールが許す限りの範囲で(時にはグレーな範囲にはみ出して)「こうやるべき」というような手法があります。
わたし自身も、常識とされているものに囚われないように心がけているつもりでしたが、こばだいさんは振り切ってました。
小林大介、36歳。
清川村のみなさんには、何としても議場へ送り込んで欲しい政治家です。