エノキはエエ木

2021年4月8日 カテゴリー:お知らせ
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先週の話題。
街角サロン『いしべ宿驛』に「東海道」「石部宿」を示す看板が設置され、除幕式が行われました。
この看板、「東海道統一案内看板」として大津市と草津市で始めた取り組みとのことで、「東海道」を示す看板の方のロゴマークは、成安造形大学の協力の下で作成され、「東海道統一案内看板ロゴマーク」として平成29年5月に商標登録を行っているとのこと。
大津・草津両市だけでなく、他地域にも広げていこうという動きもあり、石部宿の隣である甲賀市の水口宿が一足先に導入されています。
除幕式では、市役所の担当をはじめ、石部学区まちづくり協議会長や、田楽茶屋をモチーフにしたロゴマークをデザインした成安造形大学の先生、製作を請け負った木工房青樹の青木 樹志さんも挨拶をされました。
そんな青木さんが選んだ、木目の美しい「エノキ」ですが、一般的に街道の一里塚に植えてある木は大半がエノキらしいので、ぴったりの選定です。
ちなみに、ホントかウソか、一里塚にエノキが植えられている理由は、
「徳川家康に家臣が何の木を植えればよいかと尋ねた際、家康が『ええ木(良い木)にせい』と答えたのを、家臣が『(榎:エノキ)にせい』と聞き間違えたから」
という有名な説があります。
真偽はともかく、石部宿驛の看板は「エエ木」かつ「エノキ」ですので、近くに立ち寄られた際は是非ご覧ください。
今後、「東海道」の看板を水口宿に向かって随所に設置することで、東海道の価値向上につながれば良いですね!