また、19歳では面倒だったからが最も多く、次に選挙にあまり関心がなかったから、今住んでいる市区町村で投票することができなかったからの順になっております。
この結果から、若年層における政治への関心の低さは当然見えてまいりますが、それ以上に自分たちが暮らすこの国やまちをどのようにしていきたいかという意識が醸成されていないことが大きな要因ではないかと考えております。
このことは本市にも当てはまることであり、選挙を通じて国づくりやまちづくりへの参画する意識を持っていただくため、工夫した教育や啓発活動を行っていく必要があると考えております。
このことから本市選挙管理委員会では、滋賀県選挙管理委員会の授業として希望される市内の小中学校や高等学校において、明るい選挙出前講座を実施しており、選挙の重要性を伝え、理解してもらうとともに、模擬投票を経験をして頂き、楽しく学べる機会を提供をしております。
模擬投票では、候補者の演説を聞き、自分が一票を投じるにふさわしい人を選んで投票を体験してもらう内容となっており、終了後のアンケート結果では選挙への興味に対して「とても興味を持った」と「少し興味を持った」が約9割を占め、また、将来選挙に行きたいかについては「絶対に行く」と 「多分行く」が約9割を占めるなど、選挙への意識の醸成に対する効果は出ているものと考えております。
このようなことから、若い世代の方々の選挙に対する意識の更なる醸成につきましては、まちづくりに参加・参画していただくことで自分たちの考えるまちづくりを担う代表者を選ぶための選挙への関心が高まり、投票率の向上にも繋がるのではないかと考えております。
選挙管理委員会といたしましては、投票に行きやすい環境整備も必要ではありますが、選挙に対する意識の醸成の取り組みとして、今後も若年層への取り組みはもとより、あらゆる世代の方々が選挙への関心を持っていただけるような取り組みを進めてまいりたいと考えております。